スノモノモ

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家族に理解されなくて辛い!を解決するための考え方。家族は血の繋がった他人である!

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家族に自分が理解されなくて辛い!

学校の進路、うつ病など症状が見えにくい病気、挑戦してみたいこと……。勇気を出して家族に相談したのに、全く理解されずに否定されてしまうことがあります。

 

一番身近で、自分が生まれたときから一緒に居る家族。そんな家族に自分が理解されないというのは本当に苦痛です。私自身、辛い思いをしてきました。

そんな辛い状況下で前向きになれた一つの考え方が、【家族は血の繋がった他人】であるという考え方です。

 

 

家族は血の繋がった他人である

人間は、自分ではない誰かを完璧に理解することは不可能です。家族は血は繋がっていて、多くの時間を一緒に過ごしてきたかもしれません。

しかし、自分では無いのです。家族は血の繋がった他人です。

 

ましてや、中学校や高校に通いだしてからは家族と過ごす時間はどんどん少なくなっていきます。社会人ともなれば、親元を完全に離れて10年以上経っていることもあるでしょう。

いくら自分の幼少期を親がよく知っていても、学校で何を考えどんな人とどんな風に付き合ってきたのか。社会人になり、どんな思いで起床してどんな思いで満員電車に揺られてどんな人達とどんな風に働いているのか…これを完璧に理解してくれる他人なんてこの世に居ません。

 

家族はあなたの感情を完璧に把握しているのでしょうか?そんなことは絶対に不可能です。

家族は自分がこの世に生まれて一番最初に出会った他人です。誰も自分を分かってくれない社会の中で、家族にだけは自分を理解してほしい。

しかし、家族はただ血の繋がりがあるだけで、育ってきた環境も考え方も全く異なる他人に過ぎないのです。

 

 

自立できる環境にあるなら家族と距離を取ってみる

大学生や社会人で、もし収入的に自立できるのであれば一人暮らしをオススメします。

家賃がもったいない、収入はあるけど娯楽に回せるお金が無くなってしまう…などの葛藤があるかもしれません。私自身、実家に居られるのにわざわざ一人暮らしするのはもったいないなぁと思っていました。

 

しかし、実際に一人暮らしを始めてからは葛藤が吹き飛びました。

まず、家族と物理的に距離を置くことで、自分自身について深く考える時間が増えます。将来どうやって生きていきたいんだろう。自分は何がしたいんだろうと、家族の目を気にせずにゆっくり考える時間が増えます。

また、自立することで一人で生きていく自信に繋がります。家族に考えを反対されようが、私は生きていけるんだ!と実感が湧きます。

 

 

自分の人生は自分が決める

家族に理解されないからやりたいことを諦めるのか?家族に否定されたら自分の憂鬱感は治るのか?答えはNOです。

自分の人生は自分で決めていいです。それにともなう責任も全部自分で負います

私は、その覚悟を決めてやっと自分の人生を生きていると思えるようになりました。

 

家族に反対されたから…と夢を諦めてしまって、将来後悔したときに誰を恨むのか?きっと、家族に責任をなすりつけます。あの時、家族が反対したからいけなかったんだ!と。

誰かのせいにしていれば、自分は傷つきません。自分の責任でリスクを負うのは怖いです。しかし、自分で選択しなければそれは自分の人生ではなくなってしまいます

 

たとえ家族に受け入れられなくても、その選択が自分の熟考の果てなのであれば、自分でしっかり前を向くべきだと思います。

そして、自分の選択に関して、しっかり行動を起こし、その責任やリスクを負っている自分を褒めましょう。多くの人が他人に責任を擦り付けている中で、自分で行動できる人は本当に凄いのです。

 

 

家族への感謝はこの世に産んでくれたことくらいで良くない?

家族を無視するとは何事か!と怒る人がいます。でも、家族ってそんなに大切なんですか?ましてや、自分が家族の言動に傷ついて上手く生きられない時に、家族を大切にする必要があるんでしょうか?

家族への特別な思いは、この世に産んでくれてありがとうくらいでいいと思います。(群を抜いて大きすぎる思いではある…)

なぜなら、これは自分の両親(家族)にしか出来ないから。

 

小さい頃の自分を睡眠や身体を犠牲にして育ててくれました。生きる為に不可欠な食事をさせてくれました。事故や病気で死なないように一緒に居てくれました。学校に行かせてくれました。

でもこれ、血が繋がってなくても出来ることです。だから、家族だから感謝するのではなくて、一人一人の人間として、その行為に感謝すればいいと思います。

 

ものすごくドライな言い方をすれば、別に頼んでやってもらった訳じゃないです。親だって、何か見返りを求めてやった訳じゃないはずです。だからこそ、子供に対する愛情を「無償の愛」と呼んだりします。

恩知らずとか、裏切り者とか見損なったとか言われても、自分は自分。もし自分が親になったとしても、恩着せがましく子供を育てたくないですし、自分の期待を勝手に押し付けたりもしたくはありません。

 

 

まとめ

家族だから無視しちゃいけない。家族だから絶対に言うことは聞かなくてはいけないなんてことはないです。

だって、家族は血が繋がっただけの他人だから。

 

家族を大切にしたいという思いが強くて意見に従ったとして、ちょっとやそっとじゃ自分の思いが無くなることはありません。

そうやって自分を押し殺して生きた未来、きっと家族を恨んでしまいます。自分が家族を好きであればあるほど、家族を恨まないためにも自分で決断するべきです。

(家族と関係が悪い人はもっとドライに距離を取ってもいいと思います。自分は自分だ。)

 

 

後記

転職の話を親に打ち明けたら遠回しに「今の会社に残ったほうが良い」と言われて、悩んだ末に辿り着いた結論です。

そりゃ、私が精神科に通ったこともあるし、毎晩涙が止まらなくなったり、朝方に嘔吐してしまったり、会社でもトイレにこもって頭を抱えているなんて知らないですからしょうがないなとも思います。

もちろん、家族が私のことを想うからこそのアドバイスであることも分かります。友人や知り合いよりもきっと私のことを深く心配してくれていると思います。

幼少期もたくさんやりたい習い事をさせてくれて、大好きなディズニーランドにも連れて行ってくれて、大学まで行かせてもらった親には本当に感謝しています。社会人になったからこそ分かる…仕事から逃げずに家族の為に働いてしっかり稼ぐって本当に凄いことだ。

それでも、やっぱり私の限界は私にしか分からないし、私の人生は私のものなんですよね。

 

ここまで書いてあれですけど、やっぱり家族の言葉は影響が強いです。ラインの履歴を見ては、やっぱりそうなのかな…と再び悩んだりもします。

なので、まだちゃんと退職の意を伝えられていない私自身の背中を押す意味も含めて記事を書いたのでした。