スノモノモ

ミーハーでオタクな社畜が、生き辛い世の中をなんとか生き延びていくブログ

【映画ネタバレあり感想】グリーンブックを見たので、シナリオや演出について語ってみる



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こんばんは、レンチです。

 

 

前々から友人にオススメされていた映画、グリーンブックを見てきた。

https://gaga.ne.jp/greenbook/

 

まず、感想として、悪い点が無く、安定して万人が満足出来る映画だなと思った。映画館で見て良かったなぁと思える映画。

差別的な描写(映画のテーマでもあるので切り離せない)、仄めかす程度に同性愛の描写があるが、家族や恋人とじっくり見に行くのに適していると思える。

 

弱さを抱える二人が理解しあっていくというヒューマンドラマが好きなので、実話ベースとは言え、かなり色々考えさせられた。個人的には結構好きな映画。

 

 

関係性と人間の変化の描写が素晴らしい

簡潔な人物描写

主人公は、粗野な雇われドライバーのトニー。自分が上手く立ち回り金を得る為ならちょっとした悪事もいとわない。教養も無く、雑な生活を送っている。

冒頭からこのトニーの性格や生活の説明が、最低限のシーンで為されていて凄い。他人を買収して要人の帽子を自分の元へおいて置き、後程、金と信頼を得る。腕っぷしの強さ。ゴミ箱を漁る雑さ。牛乳を一気飲みし、足の裏を手で払ってベッドに潜り込む……そんな雑な生活の一方で、仲間からの信頼や家族愛も描かれ、ものの数分でトニーの環境や性格が伝わってくる。ああ、こいつは粗野だけど情に厚く家族思いな良いやつっぽいなと。そして、しっかりと黒人の使用したコップをゴミ箱に捨てるなど、根深い差別意識も持っていることが描写される、

 

そして、そんなトニーを雇うのは黒人でありながらも天才ピアニストのシャーリーだ。

まず、トニーがシャーリーのことを医者だと思いこむところから二人の世界の違いが面白く描かれる。

シャーリーの部屋には高価な置物が並び、部屋の中央に玉座のような豪華な椅子。本人は"ジャングルの王"の様な衣装を着ている。対してトニーはよれたシャツに中年太りの様相。トニーが色々気を使って話しかける内容も的を得ておらず滑稽である。

 

俺は召使じゃない、さらには給料上乗せを提示して帰宅するトニー。しかし、シャーリーはその条件を飲む。ここで、奥さんに電話で了解を得るところがまたシャーリーのキャラクター性を表していて良い。

 

その後、車に乗り込むときに絶対に荷物を運ぼうとしないトニーにもくすっと笑ってしまう。

 

 

魅力的なシーンの数々

車内でのやり取りも二人の関係性が繊細に描かれる。

トニーは家族のことを話している一方、シャーリーは孤独だ。トニーの手紙にも書かれているように、シャーリーは楽しそうじゃないのだ。

 

ツアー一回目の演奏が始まる。

斜に構えていたトニーは、シャーリーの演奏に思わずニヤリとしてしまう。妻への手紙にも、あいつは天才だと書いてしまう程に魅了されてしまう。

 

途中の出店で翡翠を盗むトニーと、それを咎めるシャーリー。シャーリーの清さと、粗野なトニーの対比がここでも効いてくる。

 

二回目の演奏では、ゴミが入っている上に種類の違うピアノを交換するように凄むトニー。トリオのメンバーが、何か問題を起こすんじゃないかとハラハラしている一方で、視聴者である私もハラハラしてしまった。しかし、トニーは自分の意思でシャーリーの演奏のセッティングを進める。関係性が一歩前進しているのだ。

観客が満足そうに演奏を聴く中で、その観客の表情をみて満足気なトニー。トニーがシャーリーに興味を持ち始めている。

 

特にこの映画で一番話題になるのが、フライドチキンのシーンではないだろうか。

フライドチキンを食べたことが無いというシャーリーに、無理矢理フライドチキンを勧めるトニー。(黒人奴隷の為の食事でもあるフライドチキンを食べたことがないシャーリーが、いかに黒人の文化から外れている存在かが分かるシーンでもある)(そして、黒人なのにフライドチキンを食べたことが無いのか!というトニーの潜在的差別意識も描写される)

トニーに、食べろ食べろと押し付けられ、毛布に脂が付くと拒否しつつも指先で上品に持ってチキンを齧るシャーリー。

骨はどうするんだと問えば、こうするんだよ!と窓から骨を投げるトニー。一緒に骨を投げ、思わず笑っているシャーリーとトニーに、視聴者も笑顔になってしまう。

そして、勢いのままに紙コップをポイ捨てするトニー。後部座席で愕然とするシャーリーの表情。……バックでコップまで戻り、「拾いなさい」と怒られゴミ拾いするトニー。ここで、ふふっと思わず声を出して笑ってしまった。

 

 

視聴者に想像させる人物の内面描写

南部に行くにつれて、差別が色濃くなっていく。

トニーとシャーリーの関係性が深まっていくほど、シャーリーへの差別が酷くなるという構図は心が痛む。

バーで飲んで袋叩きに会うシャーリー、YMCAで警察に捕らえられるシャーリー。どれも正当な理由は無く、差別意識によるものだ。

 

最初に出会ったときに、酒を毎晩用意してくれというシャーリーに、飲むのに付き合おうかとトニーが提案し、シャーリーは断る。しかし、後半では一緒に酒を飲みながらシャーリーは過去を曝け出す。関係性の変化が分かりやすい。

 

また、YMCAで捕らえられ、トニーが「俺に言ってくれれば」と言うと「今夜のことは知られたくなかった」というシャーリー。トニーとシャーリーの間にはまだ乗り越えるべき壁、乗り越えられない壁があることを突きつけられる。

 

そして物語は中盤後半。

黒人は夜に外出するなという理不尽な理由でIDの提出を求められるシャーリー。そして、警官の差別が自分に向けられて暴力を振るってしまうトニー。二人は牢に入れられてしまう。

シャーリーは差別にも耐えてこそ勝利だという強さを見せる。暴力は敗北だと語る。

そして、知事の電話によって助けられ一安心のトニーに対し、それを恥だと言うシャーリー。シャーリーが今までどれほどの理不尽な差別にさらされてきたのか、勝利のためにどれほど耐えてきたのかを想像させられる。

 

トニーは、自分より教養があり強く生きるシャーリーに対し、「自分はシャーリーより黒人らしく、シャーリーは自分より白人らしい」と言ってしまう。

トニーもトニーで、シャーリーとの対比の中で自分の存在が揺らいだ結果の弱音だったのだろう。俺は俺だ!と主張するトニーも、自信を失いかけていたのではないだろうか。この言葉には自虐こそあれど、シャーリーを侮辱する意図は無かったのだろう。

 

しかし、これまで、「黒人だから」というだけであまりにも酷い差別に苦しめられてきたシャーリーにとってこの言葉はさぞ辛かっただろうと想像できる。

自分の音楽を教養の為だけに消費する人々。舞台以外では白人から差別を受ける。

黒人からは、その態度や教養故に、気取っちゃってなどと怪訝な目を向けられてしまう。

 

自分は何なんだ!白人でもなく、黒人にもなりきれない、人間でもない自分はなんなんだ!と、冷静なシャーリーが初めて声を荒げる。

 

最後の演奏会では、レストランへの入場を拒否されてしまうシャーリー。トニーも穏便に済ませてツアーを成功させようとする。ここでも耐え忍ぶのだろうと視聴者が予測する中で、シャーリーは演奏を拒否する。

 

 

「勇気が人を変える」

「勇気が人を変える」というセリフは、トニーとシャーリーに対してではないかと私は思う。南部へのツアーによって、差別を変えることは結局できなかった。黒人からの冷たい視線も変わらなかった。

 

それでも、トニーという男たった一人だけでも、差別への意識は変わった。シャーリーは、トニーを通して、孤独を乗り越えた。確かに、変わったのだ。

 

 

 

そして、帰り道では再びパトカーに止められてしまう。

トニーやシャーリー、視聴者はきっと、ああまた難癖つけられてしまうのか……と思ったに違いない。しかし、警官はパンクを指摘し、メリークリスマスと言って二人の道中を案じてくれる。確かに、少しずつだが人々は変わっていくのかもしれないという希望が描かれる。

 

シャーリーのことを、シャーリー個人として受け入れたトニーという存在。

イブの夜に帰りたいと言うトニーの為、自ら車の運転をするシャーリーに思わず目頭が熱くなる。

 

家に着き、家族に会って行けよというトニーの誘いを断り一人の城に帰るシャーリー。空いた玉座には座らない。トニーとの旅で得た翡翠を眺める。

そして、ラストには自らトニーの元へ会いに行くのだ。

寂しいなら自分から先手を打たなきゃ、というトニーの言葉に答えられなかったシャーリーが、自ら孤独を脱するラスト。あまりにも愛おしい。

 

そして、トニーも家族に対して差別用語を口にするのを咎める。一緒になって黒人を馬鹿にしていた冒頭との対比となっている。

皆がトニーの書いたものだと思い込んでいた手紙を、シャーリーによるものだと見抜いていた妻。シャーリーの優しさに感謝を伝える。これも愛があって気持ちのいいラストだ。

 

上手ぇ~~~(感想)

全編を通して、シャーリーとトニーの対比が分かりやすく軽快に、それでいて問題提起もしっかりしている。冒頭とラストの人間性や関係性の変化も見事な描写である。それでいて、無駄なシーンはほとんど無い。長々しい飽きてしまうようなシーンも無い。

上手いなあと驚嘆してしまった。

 

 

緑色というキーカラー

ポスターでも目を引く美しい緑色の車。グリーンブックというタイトルとそのガイドブックの色と共に、全編を通して緑色が生かされている。

シャーリーとトニーが乗り込む車の色。そして、道中で手に入れる翡翠石の色も緑だ。

シャーリーが演奏を行う会場の壁紙もこの緑色と同じ色になっている。

そして、宿に泊まる二人を照らす、窓から差す街灯の色も緑色だ。

 

映画に統一感が出ていて、無意識のうちに刷り込まれている印象。映画に同じ色を効果的に使うのは手法の一つでもある。

 

 

トニー役のヴィゴ・モーテンセンロードオブザリングアラゴルン役と同一人物という驚き

トニーは中年太りのガサツで乱暴で下品なおっさんなのだ。それでいてずっとタバコを吸っている。

ロードオブザリングアラゴルンの面影も無い……俳優の役作りには毎回驚かされる。

 

 

まとめ

映画、グリーンブック。アクションなどのジャンルではないので映画館で無理してみなくてもいいかもしれない。

しかし、音楽も効果的で美しく、画も美しいのでぜひ映画館で見てほしい。

家で見てしまうとなんとなく気が散ってしまう中で、映画館で集中してみることで、シャーリーやトニーの複雑で繊細な心情をじっくり想像できるだろう。

2時間以上の上映時間なので長めに感じるが、内容的にはテンポも良く無駄なシーンが無いので満足度が高い。おすすめ出来る映画だ。

新入社員の余興は廃止すべき

こんばんは、レンチです。

 

 

 4月になり新卒社員が入社した。

歓迎会での新人の余興は弊社の毎年の恒例だ。

入社一年目当時の歓迎会は今でも鮮明に思い出せる。入社して早々、余興を強制させられて「これが社会か…嫌だ…」と苦しんだからだ。

 

本当に新人の余興は社会に必要なのだろうか?

私は余興の強制は廃止すべきだと考える。

 

とにかく精神的に苦痛が大きいからだ。

歴代の余興のビデオを見せられ、自分達でネタ出し、研修が終わったあと会社外で練習。

当日は酔っ払った社員一同の前でダンスを踊った。盛り上げてくれる雰囲気は有り難かったが、何よりも恥ずかしかった。

他の社員がどう感じているかは分からないが、毎年新人の余興を目にする度に自分の苦い経験が思い出されて心がキュッとなる。

アキラ100%が流行った年には、新人男社員はあのネタを真似た。明らかに恥ずかしがっている社員も居て、見ていて辛くて泣きそうになってしまった。

 

だがしかし、余興によって生まれるコミュニケーションもあるのは確かだ。

新入社員と役員の年齢差は大きい為、共通の話題が無い。しかも、新入社員は仕事に関する話や社内のネタも通用しない。

そんな中、余興のおかげで「あの出し物良かったよ」「面白かったよ」という声掛けのきっかけが生まれる。これは、役員に顔を売りたい新入社員と、若手とコミュニケーションを取りたい役員双方にとって益となる。

 

だが、余興が無いとコミュニケーションが取れないというのはただの言い訳に過ぎないのではないだろうか?

本当に役員と新入社員がコミュニケーションを取りたいのならば、役員は新入社員の学生時代の話や展望を自ら聞きにいけば良い。

新入社員も、役員や社員と話がしたいのならば自ら動いて興味を持って話しかければ良い。

それでもインパクトを残したい。より強い話のきっかけが欲しいという貪欲な社員だけが余興をやればいい。

余興をやらなくてもコミュニケーションが取れる優秀な新人社員も居るはずだ。

 

 

だから私は、新入社員に余興をさせるなとは言わない。

だが、余興を強制するのは廃止にすべきと考える。

睡眠不足による身体の不調

こんばんはレンチです。

久しぶりに睡眠時間5時間が3日間続いている。

 

かなり露骨に生活に支障が出始めて、6時間睡眠を切ると飲酒時と同等の判断能力になるという研究結果は本当なのだなぁと実感。

睡眠不足はこんな症状を引き起こすよというメモ。

 

短期的な記憶力の低下

リストの個数を数えて、横の欄に記入しようとする。全部で13個!さて…と、横の欄に目線を移すたった一瞬で数が思い出せなくなっている。

 

あの部屋に行ったついでに、あれを持ってこないとな…ああ、忘れてしまった。取りに戻ろう。(違うものを持ったきて)ああ、また忘れた…(以下ループ)。

 

まじで笑えないこういうミスや抜けが山程起こる。塵も積もればなんとやらで、仕事が全く進まない。

寝たほうがいい。

 

 

メンタルの不調

いつもなら切り替えられるマイナス思考が、全く切り替えられない。

イメージ的には、受け流していた精神的ストレスが仕事中ずっと体内に蓄積されていく感覚。

定時すぎ頃にはもうピークで、小さなミスをするたびに満身創痍な精神が崩壊して涙が滲んでしまう。そしてトイレへ駆け込む。仕事は進まない。

寝たほうがいい。

 

 

脚がだるくなる

いつも以上に脚がだるい。酒を飲んだあとにくるじんわりとした筋肉痛のような鈍いだるさが付き纏う。疲れる。

寝たほうがいい。

 

心臓がバクバクする

ちょっと激しい動きをしたり、緊張するといつも以上に心臓がバクバクする。

若い作家やアーティストが心不全で亡くなるニュースが跡を絶たないが、きっとこのバクバクは心臓にめちゃくちゃ負担がかかっている。死にかねない。

寝たほうがいい。

 

 

体温調節が上手くできない

朝起きた時から、異常に体が火照る。熱はないのに体が熱くてぼんやりしている。職場で一人だけ汗を滲ませているのはなんだか恥ずかしい。

寝たほうがいい。

 

眠い

寝たほうがいい。

 

 

以上。寝ます。

頑張りたいけど、頑張りたくない!仕事に対する矛盾について

こんばんは、レンチです。今日はだいたい愚痴です。


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仕事が辛くて…というより(もちろんこれも大きいけど)は自分の感情が矛盾して整理がつけられず辛くてトイレでそっと泣いてました。まじで早く退職の意を伝えよう……ほんと…。

 

あなたは仕事中に、「頑張りたいけど、頑張りたくない」と感じたことはありませんか?

感情の矛盾です。

 

やるからには一生懸命やりたい。成果を出したい。認められたい。自分で自分を誇らしく思いたい……。

しかし、もう頑張らないと決めたのに。自分はこんなことをやっている場合ではないのに。他にやりたいことがあるのに。なんで自分がこれを。と考えてしまう矛盾した状況。

 

一時期、休日は完全に動けなくなり、通勤時と職場で1人になった瞬間には涙が止まらなくなり、出勤前には嘔吐してしまう時期がありました。まさに地獄

その時期をなんとか超えてからは、仕事が嫌なのに頑張ってしまうから辛いのだと認知するようにしたんです。だから仕事は頑張らない。頑張らないって意識するくらいで丁度いいと。

 

でも、4タイプ診断では司令型、ストレングスファインダーでは最上志向が出てくる私にとって、自分がやる事なのに頑張らないというのがめちゃくちゃストレスになることに気がつきました。

そこで陥る「頑張りたいけど、頑張りたくない」という矛盾。

 

理性では、自分を守るために仕事を頑張らないと決断している。

本能では、自分のやる事は全力で頑張りたいと感じている。

感情は、仕事を頑張りたくないと思っている。

 

なんかもうよく分からん。混乱状態。

 

 

社会の中でどうのように振る舞うのか。心と体が分裂してしまっている。

この状況はまじでマッハでメンタルが死にます。やばいです。

 

理性はやっぱり本能には勝てないのだろうと思います。五年間社会人やってきて、皆が口を揃えて「適当にサラリーマンやってたら安定だし安心」と言うのでそれを信じてきました。

でもきっと私には「適当に」は無理。

要はバカなんだなぁ……。

 

 

物事って全力投球したほうが楽しくないですか?適当になんてやったら命の損ではないですか?

今の仕事は、おそらく全力投球すればそれなりに楽しいかもしれないです。が、他にやってみたいことがある。

全力は全力なんで、二つのことに全力なんて無理です。自分が全力で向かってみたいものに、向かっていく。

そういう生き方をしたいなぁと思いました。

 

そうだな。やっぱりやってみたいことやろう。あとゆっくり休みたい。もう職場で泣きたくないです。辛い。

察して声をかけてくれる先輩や上司にも申し訳ない。誰も得してないんですよね。

 

こんなことつらつら書いてると、若気の至りというか、なんか痛々しいですけど、まあ許してください。

生きるのもうやだなぁなんて思ってしまって、そこからまたスタートしようとしてるんだから褒められたい。

自分はクズだけど、まあしょうがないよね。自己受容たいせつ。

今週末は大型の飲み会があって憂鬱ですが、なんとか生き延びていきます……。

なかなか眠れないあなたが、自然に眠るための簡単な方法


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こんばんは、レンチです。

実は昨日から毎日投稿し始めようと決意したんですけど、まさかの1日坊主になってしまうところでした。危ない危ない。寝るまでが今日ですからね。毎日投稿達成2日目です。宜しくお願いします。

 

で、

今日は、寝付きのいい私が教える、自然にリラックスして眠りにつく方法を書いていきます。

 

 

末端から丁寧に脱力していく

一言で言ってしまえばこれだけです。お終い。…だとさすがにアレなので!説明します。ちょっとコツがあるんです。

 

・まず、仰向けで寝ます。

・目を閉じます。

・脚と腕を自然に広げ、掌は上に向けておきます。

・身体の各部位を意識しながら、下半身から脱力していきます。

   →脱力は、PCがシャットダウンされるイメージです。ブツンと活動が途絶えて、動かなくなる感じです。脱力したら眠りにつくまで動かさない。姿勢が気になったりしてもシャットダウンしてるので動かさない。

・足先を脱力。

・膝より下を脱力。

・膝を脱力。

・太もも脱力。

・腰を脱力。

・お腹を脱力。

・胸を脱力。

・手先を脱力。

・肘より下を脱力。

・肘を脱力。

・肩から先を脱力。

・肩周りを脱力。

 

じっくり身体の部位一つ一つに注意を向けながら丁寧に脱力していきます。

考え事を身体に集中させて、かつ、身動きが一切ない状況になっているはずです。

ちゃんとここまで出来ていればもうそろそろ眠いはず。

 

そして、最後に頭を脱力。

これで完全に身体はシャットダウン状態です。ここまできたら、意識を脱力させます。

頭の中で活動している意識を、頭の上、枕の上、布団外にみょーーんと飛ばすイメージです(伝われ)。

意識を上に飛ばすことだけに集中します。

私の場合は、どんなに眠れなくてもここまでやるともう落ちてます。

 

 

毎日やろう

これを毎日やっていると、身体がだんだん覚えてきます。

寝る前の儀式になるんですよね。そうなったらしめたもので、足先脱力し始めたあたりでもう意識無くなってたりします。

 

 

 

なんとなく眠りにつきにくい人。寝付きが悪い人。ぜひ一度試してみてください。

 

一度シャットダウンした箇所は動かさない、最後に思考を上に飛ばすイメージをするっていうのがポイントな気がします。

 

 

 

それでは、おやすみなさい。脱力(みょーーーん)。

 

 

退職の意思を伝えられないんだよ。臆病者だよ。




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 こんばんは、レンチです。

 

↓ごめんなさい、まだ言えてません。メールも結局手が震えて送信できませんでした。

buchimemo.hatenablog.com

 

ほんっと、ただただ早く言えよって感じで……。

いざ言おうとすると踏ん切りがつかず、そして踏ん切りついた!と思って上司の席に向かって歩き出すと心拍数がやばくなりすぎて結局何も言い出せずに一日が終わる。情けない限りです。

 

何かいい方法は無いかと色々検索して、自分の中で物事を整理したりするハックを何個か知ったので書いていきます。

 

辞めたい理由を可視化して、比較する

頭の中でもやもや考えているだけだと堂々巡りで決着が付きません。

紙に書き出し、自分の価値観で点数をつけて選択肢を比較する方法です。

 

・まず、「①会社に残る」「②退職する」を左右に描きます。

・その下にそれぞれの選択で得られるメリットを書いていきます。

・デメリットが浮かんだら、反対側にメリットとして書き入れましょう。(ex. ②収入が不安定になる→①安定した収入が得られる)

・そして、それぞれの項目に5点満点で点数を付けます。これは絶対に自分がどう感じるかで付けてください。世間的に見て…とかは考えてはいけません。自分の納得する点数を入れる。

世間的に見たら、収入が安定しているのは良いことかもしれないけど、自分はそんなにお金に執着が無いと思ったら点数は低くていいんです。

 ・で、点数を合計して高かった方の選択をする。シンプルです。

 

 

私もこれ何回かやりました。「退職する」の方が点数は高かったです。でもやっぱりこれだけで自信を持って上司に言い出すきっかけには出来ませんでした……。

書き出してみると意外と、会社に残るメリットもあるかなぁとか思えてきてしまって退職への意志の弱さが見えてなんだか落ち込みました。それでも仕事してるとまた辛くなって辞めたいってなるんですよ。クズです。

自分の価値観と、紙に書き出して可視化することで選択肢の比較がしやすくなります。

自分の現状の振り返りにはとても効果的だったので、一度はやってみてもいいかもしれません。

 

 

退職の意思を伝える為のアポを取る為のメールの下書きをする!

上司に退職の意思を伝える場を設けてもらうアポ取りメールの下書きを作成します。(遠回りすぎる)

退職の意思を伝えることが出来ないなら、その前段階の行動を一歩だけでも踏み出そうという試み。退職届を試しに書いてみるのもいいと思います。

 

 

弊社は会社用携帯も無く、社内のメールはセキュリティがばがばで他人に見られてしまう可能性が大なので、個人スマホからのメール送信を想定。

なので、スマホでぽちぽちと下書きを作る。作るだけ。

 

内容は、「明日の空き時間に少し話したいことがあります」みたいな感じ。

退職の話って、上司に悟られないように話し始めるのが普通みたいですけど、いきなりこんなメール送られてきたら普通に察しますよね。私なら察する。

下書きだけでも作ってみると不思議と、これなら明日直接会って言える気がする!という自信が湧いてきました。翌日、朝一で言う気満々で出勤しました。

 

まぁ言えなかったんですけど。

普通に上司を目の前にしたら緊張して無理でした。

 

でもやっぱりメールでアポを伺って、上司から声を掛けさせるのもなんだか超申し訳ない……直属の上司には大変お世話になっているし優しいので心苦しいです。。最初で最後の退職の意思くらい正々堂々と伝えたいよう……(弱気)。

 

 

 

周囲に、「退職する」って言いふらして退路を絶つ!

周囲の人間に、いつまでに仕事辞めるって宣言し、退路を絶つ方法です。

 

しかし!会社の人には言ってはいけません!

会社の人間というのは毎日同じことの繰り返し、すなわち刺激的な噂話に飢えているのです。絶対秘密だよと言っても、数日後には……早ければ翌日には部署全体に広まってるもんです。同期にも言わない方がいいと思います。酒の力は怖いぞ。

 

ということで、伝えるのは学生時代の友人や家族、他コミュニティの人間など。

特に、会社に関係なく定期的に連絡を取っている友人がいいです。連絡するたびに、そういえば退職は?って流れになるので。逃げられない。

 

で、私もこれやりました。友人は、私の泣き言ツイートを日々見ていたので「やっと辞める気になったか!」とめちゃくちゃ応援してくれました。超やる気出ました。

 

でも言えてないです……。

 

家族にも言いました。とりあえず退職して貯金で少し休むと。

どうにかして会社に残れという内容の連絡が頻繁に来るようになってしんどくなりました。

家族仲があまり良くない人間は、家族にはあまり言わない方がいいかもしれません。私は扶養の関係があったので連絡せざるを得なかったのですが、まじしんどいぞ。

 

結局、背中を押してくれた友人にはまだ言えてない申し訳なさでなかなか連絡が取りづらくなってしまい。ツイッターもなかなか呟けなくなってしまい。家族からは一方通行で会社に残れという連絡が来る。

やべえ。追い込まれている。

 

 

 

 

 

応援してくれる友人も、長年のフォロワーも居て本当にありがたいです。感謝しきれないです。幸せになってほしいと思うって言ってもらえるの、もうそれだけでめっちゃ幸せです。でもちゃんと行動で示さないとな。いつまでたっても変われないです。

 

もう少し、踏ん張って言い出せるように。気張っていこう……やれるやれるお前なら出来る……

「上司 退職 言えない」 検索


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金曜日の夜に、

 

「退職を考えています」

 

っていう一言を上司に言おうとしてたのに言えなくて、一人王将で餃子貪りながら自分の不甲斐なさに泣いてましたレンチです。

華金に何やってんだか。。。

 

現在私のグーグルの検索欄は「上司 辞める 伝え方」「上司 退職 言えない」「退職 切り出し方」などで埋め尽くされています。

前日は脳内シミュレーションしすぎて体調を崩し吐き気頭痛に悩まされ、不安感に押し潰されて寝付けずほぼ徹夜でした。

 

 

なぜ、退職しますのたった一言が言い出せないのか

「折り入ってご相談があります」と上司を呼び出して、「実は退職を考えています」と言うだけなのに。なぜ、切り出せないのか。

 

・お世話になっている上司への裏切り感

・切り出したあとに待ち受ける面談の数々への憂鬱感

・優しい先輩方への裏切り、迷惑をかけることへの恐怖感

etc...

 

色々理由はあると思います。私の場合は主に対人関係の先が読めないことへの不安感が強い。

いくら職場や仕事への不満、やりたい事への希望があっても、仲のいい先輩やお世話になった上司に退職の旨を伝えるというのは心苦しいです。

退職レポのブログをたくさん読みました。

検索すればたくさんレポブログが出てきます。

 

そこで出た結論は、

退職は、人に迷惑をかける行為だと割り切る。

ということ。

 

環境を良くする為、または療養の為…自分の為に退職するのですから、そりゃ他人に迷惑をかけます。

 

私はかなり八方美人要素が強く、誰かに嫌われたり恨まれたりするのが本当に怖いです。

故に、一度所属した組織は自分の意志で辞めた経験がありません。辞めた人達について、良くも悪くも噂をされているのを聞いてて自分がそうなるのが怖かったからです。

中高の部活もどんなに苦しくとも引退まで続けました。アルバイトも、やむを得ない引っ越しや進学のタイミングまで色々と不満を言いながらも続けました。

これは自分の中で自信にもなっているので、一概に悪とは言えません。でもその自信が生み出すのは「辛い状況を我慢し続けることが出来る」ことだけ。

でも、仕事はこの先40年以上…今の流れであればきっと私が定年を迎える頃には、定年80歳とかになっているかもしれません。

自分の意志で抜け出さなければ苦しみの終わりは死ぬまで来ません。

 

なぜ退職の一言が切り出せないのか。

これは結局、自分で自分に「変わらないという決断」をし続けているからです。

人に怒られるのが怖いから変わらないでいよう。人に迷惑をかけるのが辛いから変わらないでいよう…。

 

自分がこのまま今の状況で居続けるのか。

誰かを傷つけてでも自分が幸せになる覚悟があるのか。

決断しなければいけないんですよね。

 

 

 

言い出せないもう一つの理由

私の場合、もう一つ決定的な理由があると思っています。それは、退職したあとのビジョンに自信がないこと。

 

退職しようという結論に至った思考が、

・イラストの仕事を受けたい

・シナリオの勉強をもっとしたい

・身体を休めたい

・労働意欲が湧くまでぼんやりしたい(働きたくない!と退職しても、数ヶ月経つと自然とまた働きたくなるらしいです。まじかよ)

・以上の理由を総括すると、遅かれ早かれ現在の会社に居続ける意味が無い

・人生の決断は早いほうがいい

っという感じです。で、これらの想いは前からあったもののなかなか行動に移せずにいました。

 

そして背中を押した事件が、前記事【趣味を仕事にしないと生き残れない - スノモノモ】の冒頭に書いた一言。

これを聞いた瞬間に、あっ、辞めよう!って思いました。今の仕事は趣味に出来ないし。自分の趣味あるし。

 

辞める意志も固めた。辞めない理由は無いって結論付けられた。辞めようと思う強いきっかけもあった…それなのに堂々と退職の意思が伝えられない。

なぜか。

自分自身が一番、自分の未来に不安があるから。

 

弊社はそこそこ創業から長いのに、毎年売上が伸びていっていてかつ優良企業ランキング(誰がどうやって作ってるか分かりませんが)にもランクインしてるんですよね。

そんなところに運良く新入社員として入れたこと。偉い人にそこそこ気に入ってもらえてて、上司や先輩も優しい。これを捨てて進んでいく未来が怖い。

 

やりたいことが成功するかも分からない。まだ結果も出せていない。仕事終わりに残ったわずかな気力で結果を出すまで続けるには、人生が辛すぎる。もう脳内がごちゃごちゃしてるんです。(書いてるうちに愚痴っぽくなってきた)

 

でもきっと、このまま変わらない決断をし続ければずっと変わらずに死ぬと思います。

だって、ここ数年も苦しみながらも色々行動したりしてきた。それで無理してメンタル折れて寝込んだり。休日行動不能になったり。

今の環境でできる事は色々やった。やったと思います。

 

副業として続けて結果が出るまで耐えるべきだとか、そんな簡単に決断するなとか言われますけど。

もう限界なんです。一度限界を超えてドン底に落ちて、そこから数年かけてやっと落ち着きました。このままではまたドン底に落ちてしまう。同じ環境での二度目の墜落は、もう這い上がれないと思います。

 

違和感には自分で気が付いていくしかない。前にも書いてました。無理矢理にでも定時退社する勇気と理由 - スノモノモ

 

 

 

日曜日の夜にメールでアポ取って(休日にメールするのは反則だと思うけどもう無理!)月曜日に何が何でもでも話をしよう。そういう決意を揺らがさない為に記事書きました。

 

退職目標は6月末。シナリオとイラストを学びつつポートフォリオ作って、数ヶ月は休んで来年から仕事を出来るようにしていきたいなとぼんやり…。

甘いなあと自分でも思いますけど、でももう無理なんだもーんという駄々をこねたい。笑顔でイエスマンするのはもう疲れました。

 

これで路頭に迷って今より劣悪な労働環境になっても、今のまま生きて全てに後悔するよりはきっと自分を許せそうな気がします。

それではこの辺りで。